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会社説明会で福山通運の詳しい事業内容を知ると同時に、産業界で物流が担う役割の大きさを改めて自覚。幹部候補生として一緒に未来を切り拓こうという呼びかけに感銘を受けて入社した。入社後は支店でさまざまな業務を習得、その後30代で伊勢原支店長に就任。

会社説明会で福山通運の詳しい事業内容を知ると同時に、産業界で物流が担う役割の大きさを改めて自覚。幹部候補生として一緒に未来を切り拓こうという呼びかけに感銘を受けて入社した。入社後は支店でさまざまな業務を習得、その後30代で伊勢原支店長に就任。

庶務係 菅原 静香の【Real】

この会社はもっと大きくなる。

福山通運は全国に400近い拠点を持っています。自社でこれだけの流通網を整備している物流会社は、数えるほどしかありません。しかも、拠点は今も拡大を続けています。全国どこへでも、また、どんな荷物でも、自社のネットワークで、迅速・正確に運ぶことができます。また、倉庫業、通関業などへ業務の幅を広げ、単に運ぶだけではなく、一時保管や国内と海外をシームレスに結ぶ輸送など、お客様のさまざまな要望にお応えしています。物流のニーズは、今後さらに高度に、そして複雑になるでしょう。この会社はそれに応えながら、もっと成長していけると思っています。

事務員「庶務係」の【Real】

誰もがどの部署の業務も担える組織に。

1998年に入社後、私は旧伊勢原支店に配属となり、発送係を1年間、到着係を半年間経験しました。その後、営業係となり、すでにお取引をいただいているお客様を担当しながら、新規のお客様の開拓も進めました。営業係は、さまざまなお客様の要望に応えて、輸送商品を提案することが求められます。運送業務の細部まで熟知していなければ、提案はできません。営業の仕事をしながら、少しでも分からないことがあればさまざまな部署に出向いて同僚や先輩の話を聞き、業務を覚えていきました。
営業係として私は、特に用事がなくても、日頃から担当のお客様を訪ねるように心がけ、週に1度は必ず訪問しました。福山通運というバックグラウンドは確かに大きいのですが、荷物を預けていただけるかどうか、最後は人だと思ったからです。新規の営業先で、月間何百万円というお取引を何度か獲得しましたが、そのときも「あなたに託すのだから」と言っていただけたことを、うれしく思いました。
営業係として多くの経験を積み、入社から15年を経た2013年、私は新体制で再オープンすることになった伊勢原支店の支店長を拝命しました。比較的小規模の支店ですが、従業員が働きやすく、また成長していけるような環境をつくることを自分の使命として、業務に取り組んでいます。中でも私が最も心がけていることは、従業員とのコミュニケーションです。日頃から気軽に話し掛けたり、相談しやすい関係をつくっていくこと。ドライバーに対する毎朝の出発点呼も、必ず私自身が行っています。対面すれば、何か悩みを抱えているのではないかと気づくことがあり、一人ひとりの表情を見て、声を掛けるようにしています。
そしてもう一つ、私が意識的に行っているのは、私と同じように発想し、同じ目線で物を見る人を育てていくということです。そのため私は、社員一人ひとりに、所属チーム内にいる新人やパート従業員を担当してもらい、自分の仕事を教えるように指示しています。そうすれば、時にはパート従業員に仕事を任せて、他部署の応援をすることもできるでしょう。従業員の誰もが、いつでも持ち場を越えて応援に駆けつけることができる組織は強いと思います。
この会社は、常に新しいことを求めています。支店長になり、直接本社の指示を受け取るようになって、それを知りました。自分だけが頑張るのではない。伊勢原支店68名の従業員が、同じ方向を向いて業務に取り組んでいけるようにすること。それが、支店の次の一歩につながると思っています。

菅原 静香 私の【Real】

問題が起きる前にその芽を摘む。

支店長を拝命したとき私はまだ30代でした。「重責を担えるか?」という不安がありましたが、ある先輩の言葉が私の背中を押してくれました。それは「楽をしろ」というひと言です。もちろんサボれという意味ではありません。常に業務に潜む問題点を見つけ出し、起きた問題に対処するのではなく、問題が起きる前にその芽を摘め、ということでした。重責にひるむのではなく、重責を軽いものにするように努力すればいい、というアドバイスです。なるほどと勇気が出ました。もし問題点が見つからなければ、それは漫然と仕事をしているからだと自戒しながら、今も日々、課題の発見と改善に努めています。

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