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座談会『若手社員×新入社員』
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対談『総合職×セールスドライバー』
座談会『若手社員×新入社員』
事務といってもデスクワークばかりではない。
活気がありアクティブな仕事。
山名
私は事務の仕事をしたいと思って、この会社に入りました。社内がどんな雰囲気なのかまず知りたいです。これまで働いた感じはいかがですか?
岩根
事務といっても、デスクの前で1日中パソコンに向かって書類づくりをしているということはないですね。静かな事務所のイメージではありません。賑やかというか、活気がある。電話も多くかかってきます。たとえばその電話でお客様が「明日受け取り予定の荷物だが、今日欲しい」と要望されたら、事務所の各部署を回ったり、ドライバーさんに電話をしたりして、その手配をします。事務は事務でも“アクティブな事務”といえるかもしれないですね。
中原
確かに、事務員といってもデスクワークだけをしている印象ではないですね。荷物を取りに来るお客様もいらっしゃるので、お客様と直接お話をする機会もあります。
山名
私自身、事務職希望といってもじっと座っていたいほうではないので、そのアクティブな雰囲気は合っているかもしれません。電話でお話しするのも好きですし。
隅坂
でも、ドライバーさんとはどんなやりとりがあるんですか? ドライバーさんとの付き合いが難しいのかなと、少し不安も感じます。
山名
私も漠然とですが、事務員とドライバーさんの仕事は全く別々の仕事と思っていました。でも、結構日常的にやりとりがありそうですね。研修を受け始めたばかりで、ドライバーさんとはまだ知り合う機会も持っていません。いつ会うんですか?
岩根
実際にドライバーさんとのやりとりが生まれるのは、研修終了後に正式に配属されてからですね。
中原
ドライバーの人って基本的に皆さん明るい性格です。新人だなと思ったら向こうから声を掛けてくれるから、自然に関係が生まれていく感じ。心配はいらないですよ。
岩根
荷物についてお客様から問い合わせが入ると、どのドライバーさんが持っているかパソコンで分かります。それで連絡を取る。そのやりとりをしていくうちに名前と顔が一致していきますね。
中原
ドライバーさんとの関係は大事です。現場で仕事に就いたら、日頃からきちんと挨拶をしたり、コミュニケーションを取るようにしたほうがいいですね。優しい人が多いから「よし、なんとかしてあげるよ」と言ってくれることが多くて、頼もしいですよ。
お客様のための様々な手配が「ありがとう」の
言葉になって返ってくる。
隅坂
今までこの仕事をしてよかったと思ったことはどんなことですか?
岩根
これが一番と言えるような大きなことがあったわけではないけれど、やはりお客様から「ありがとう」と言われた時はうれしいですね。お客様から電話でこうしてほしいという依頼があって、自分でいろいろ手配してそれが叶えてあげられた時、そしてお礼を言われた時。やってよかった、この仕事でよかったという気持ちになります。
中原
私は倉庫の業務に就いていた時期が割に長くて、お客様を2、3社持って出荷を担当していました。倉庫で荷物を保管し、お客様からのオーダーに沿って必要な荷物を選別してラベルを貼って出荷するという仕事です。お客様の都合で緊急の出荷依頼も入りますが、その時は応援を要請して対応します。後でお客様から「今日はありがとう」と言われることがあり、その時は頑張ってよかったなと、思いますね。お客様の要望には、とにかくできる限り応えるというのが会社の基本です。自分だけの力では難しいと思ったら、上司や先輩に声を掛け、知恵を借りてなんとか方策を考えていくようにします。
隅坂
大変そうだけれど、お客様から直接感謝の声が返ってくるのは、やりがいになりますね。私も早く現場に出て、頑張りたいなという気持です。
岩根
自分のことを振り返っても、学生時代は、荷物を出したら翌日着くのが当たり前で、それについて何も考えていなかった。でも実際に現場に入って、これだけの人が関わって初めて届くんだなということを改めて知りました。私たちの扱う荷物はお店や会社のものが多いのですが、その先にはお客様がいます。お客様がお店に行って商品があるのは、物流が支えているからですね。物流は縁の下の力持ちみたいな仕事。目立たないし、意識されることも少ないけれど、すごいことをしているんだなと思います。辛いことがあった時も、それを思うと元気がわいてきます。
中原
たとえばお客様からの問い合わせで荷物を追跡した時に、福山で出した物が、翌日には東北に着いていると分かります。そういう時は、改めてすごいなと思いますね。ぜひこの仕事に誇りを持ってほしい。
物流のすべての業務に精通すること。
資格取得にもチャレンジしたい。
山名
私たちはまず仕事を覚えることが目標で、まだ自分の将来像までは見えてきませんが、先輩たちはどんな目標を持っていますか?
岩根
私自身の入社からのことを振り返ってみると、1年目は、言われるままに目の前のことをこなしてあっという間に過ぎたという感じです。2年目は少し余裕が出て「あの時言われたのは、こういうことだったんだ」と分かるようになりました。今3年目ですが、これからは自分の担当以外の業務についても幅広く知識を持ちたいと思っています。そのためには先輩にどんどん聞いて覚えていくつもり。私は西日本営業部の所属で担当の係がありません。逆に言えば、事務員総合職の仕事のすべてを知っていなければいけない立場です。仮に、到着係とか発送係という係に就いていても、支店の業務はそれだけを知っていればいいというものではないので、会社の業務全般について幅広く知っておこうと思っています。
隅坂
資格の取得も考えていますか?
岩根
物流業界にいる以上、運行管理者の資格は取りたいですね。
中原
衛生管理者の資格取得も会社から勧められますね。私はまだ両方とも取っていないけれど、早めに取得するつもりです。それから、今、営業係になってまだ1年経っていない段階で、お客様のところにもなかなか行けないのですが、時間をつくってもっと行きたいと思っています。岩根さんも言っていたけれど、営業係は、到着係や発送係の仕事はもちろん、物流のすべてを知っていなければお客様と話ができないし、提案もできません。もっと業務についての勉強をしたいと思っています。
遠慮しないで、何でも聞くこと。
質問されて嫌な顔をする先輩はいない。
隅坂
私たちは新入社員としてこれから研修を重ねていきますが、アドバイスがあればぜひお願いします。
岩根
「素直であること」かな。先入観を持たず、素直にいろいろなことを学んで吸収してほしいと思います。
中原
上司から言われたことは、まずは言われたとおりにやってみることですね。この会社は誕生から60年以上の歴史があります。その中で開発し積み重ねてきた仕事のスタイルやノウハウがある。とにかく指示どおりにやってみる。後で「なるほど」と気づくことも多いと思います。
岩根
私が入社した時は、一週間ごとに係を変わって研修を続け、やがてそれが2週間ごとになり1カ月ごとになってだんだん深く覚えていくというスタイルでした。実際に現場に配属されたのは12月なので、約8カ月間が研修です。研修の間は、とにかく分からないことは係の先輩や上司に、何でも聞いて覚えていくことですね。その点は決して遠慮しないこと。質問されて嫌な顔をするような人はいません。みんな、もういいですっていうくらい教えてくれるから(笑)。
中原
一人で抱え込まないということが大切かもしれません。分からないことをそのままにしたり、お客様から電話で受けたお問い合わせに対して曖昧なままにしたりしないこと。周囲に協力を仰いだり、上司に相談してアドバイスを受けながら進めることですね。
岩根
新人がお客様からの電話などで困っていたら雰囲気で分かる。その時はフォローしてあげたいとみんな思っていますから。
山名
頼もしいお話で安心できました。もちろん甘えないようにして早く一人前にならないと。
中原
物流というのは荷物のリレーですよね。連絡をいただき、ドライバーが集荷し、それを仕分けして一番適切なルートを選んで幹線輸送し、さらに到着拠点からお客様の元へお届けする。もちろんその途中もシステムでしっかり見守っている――これは一人では絶対できないことだし、逆にこのリレーの中で一人がミスをしたら、リレー全体がうまくいかなくなってしまいます。物をリレーするためには、人のリレーがしっかりしていないとダメということですよね。そのためにもコミュニケーションとチームワークが何より大切だと思う。
岩根
研修で覚えることはたくさんあるけれど、一番身につけてほしいのはチームワークかもしれないですね。頑張ってください。
山名
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隅坂
はい、ありがとうございます。頑張ります!
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