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福山通運は、子どもの時から親しみのある地元企業で、その親近感が志望の大きな動機となった。現在は業務改善部で、会社が全国で走らせるトラックの走行データを分析しながら、物流会社の生命線であるトラックの効率的な運用を検討している。

福山通運は、子どもの時から親しみのある地元企業で、その親近感が志望の大きな動機となった。現在は業務改善部で、会社が全国で走らせるトラックの走行データを分析しながら、物流会社の生命線であるトラックの効率的な運用を検討している。

庶務係 菅原 静香の【Real】

年齢ではない。成果を出せば上にいける。

「福山通運」には、“老舗”の印象がありますが、実は若い役員も多く、また、社内ではさまざまなチャレンジも続いています。新しいことも、どんどん取り入れる会社であり、成果を出せば、年齢や序列に関係なく、上に上がっていけます。「実はこの会社は若い」という印象を、入社早々に持ちました。私の担当業務では、トラックはもちろんのこと、業務の効率化に資するさまざまな設備機器の導入がテーマになります。こうした設備投資には大きな金額が必要になり、経営の果敢な判断が求められますが、私がこの職場で見るのは、経営層の勇気と決断力です。

事務員「庶務係」の【Real】

17,000台のトラックの全データを分析。

入社以来私は、さまざまな業務を経験してきました。最初の配属は広島主管支店。担当は到着係です。全国から到着した荷物をお客様の元にお届けする到着係の仕事は、ドライバーとの連絡や調整も多く、ドライバーとのコミュニケーションを密にすることが求められました。到着係を2年間勤め、次に到着とは反対の発送係を1年担当しました。こちらは支店のエリア内で集荷した荷物を、全国に向けて発送する仕事です。「しっかり届けて欲しい」というお客様の気持ちが強く伝わってきました。その後は営業係を5年間担当、さらに本社総務課で、おもに雇用保険、労働災害への対応にあたった後、東京に転勤して全日本トラック協会に出向しました。協会では、国土交通省への要望書の提出や環境関連の取り組みなどを進めました。その後本社に戻ってからは、営業本部運行管理課で夜行の大型車の配車業務を9カ月担当、その後、2014年4月に業務改善部に着任しました。
現在の私の任務は、車の稼働状況を中心に各事業所の業務効率の向上を図ることです。私の手元には全国で動いている17,000台のトラックの詳細なデータがあります。走行距離、稼働日数、売上金額などが1台ごとに集計されたものです。走行時の重量も分かるので、積載量も分かります。走行距離や積載量が少ない車は効率的とは言えないのですが、支店によっては近い範囲を走ることが多いなど、事情がいろいろあり、一概に表面の数字だけで判断することはできません。1台1台のデータは詳細でも、各事業所に共通の物差しを当てることができないのが、この業務の難しいところです。「2トン車が少ない」といった、トラックの構成上の事情が介在していることもあり、また、支店長の独自の業務方針が影響していることもあります。
私は支店の経験も約8年あり、支店長の思いも分かります。お客様のさまざまなご要望に応えたいという気持ちから、現場ではトラックもドライバーも、もっと欲しいというマインドがあります。その意欲までも否定するようなことはできません。数値データを入り口にしながら、各支店の状況をつかみ、支店長ともメールのやりとりなどを重ねます。そして、余剰感のあるトラックを他支店に回したり、廃車にしたり、また新車を導入したり、さまざまな対策を取って業務効率の向上を図ります。 トラックの稼働は、当社事業の根幹にかかわり、経営に大きく貢献できるテーマです。このやりがいのある仕事に、これまでのさまざまな業務の経験を生かしながら取り組み、考えていきたいと思っています。

菅原 静香 私の【Real】

仕事が常に成長を促してくれた。

一つの業務を長く続け、それを極める――そういう仕事の仕方も、人としての成長もあると思います。しかし私は、入社から14年、支店あるいは本部、さらに出向先でさまざまな業務を経験してきました。常に新しい人、新しい仕事との出会いがあり、その一つひとつが、自分に未知の世界を教え、成長を促してくれました。だから、異動によって仕事や勤務地が変わることを辛いと思ったことは一度もありません。前の仕事で学んだことが、新しい仕事に生かせる。次は何を学べるだろう――いつもそういう気持ちで歩んできました。そしてこれからも、学び続けたいと思っています。

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