経営理念
福山通運の経営理念は、「すべての多様な人々と協働し、安全・安心な物流サービスの提供を通じて心豊かで活力のある社会を実現していく」ことを目的としております。
まさしく、持続可能な社会の実現に取り組むことです。
福山通運は、物流を担う企業としての使命を果たすだけでなく、これからは持続可能な社会の実現を支える企業でもありたいと考えております。
福山通運の想い
物流業界にイノベーションを
企業から企業へ荷物を運ぶ【企業間物流】が、当グループの強み。
全国約400ヵ所に上る自社ターミナルと業界に先駆けいち早く手がけた流通・情報インフラを駆使し、全国どこでも、お客様の荷物を安全・迅速・確実にお届けしています。
国内約6万社以上がひしめく業界で、全国への輸送を全て自社で行えるのは、当グループを含め数社のみ。
自社の支店を拠点に、自社のネットワークで、定期的に荷物を輸送しております。
更にそのネットワークを活かし、海外のお客様も安心して荷物を任せられる会社として、通関業務、商品管理、国内輸送に至るまで一手に引き受ける、【内外複合一貫輸送】も実現しています。
スピードと柔軟性、変えること変わることを恐れない
福山通運は創業から70年以上を迎えたという歴史や、運送会社という業種から、保守的な企業と思われがちですが、実態は異なります。
日々の営業状況に合わせ、営業戦略を立て、運行スケジュールを変更し、お客様のニーズに対応。
また、社内では社員研修・担当者教育のほか、さらなる接客レベル向上のための訓練を実施し、電話・接客応対の品質向上と社員のモチベーションアップを図っています。お客様のため社員のため、良いと思った事は即実行。
一方で戦略効果の有無をシビアに評価し、市況の変化に素早く柔軟に対応することで、強固な体質を保ち、業界に先駆けた物流インフラの整備を可能にし、お客様から信頼される基盤となっています。
総合物流企業をリードする存在を目指して
常に新しい物流サービスを創造し、たゆまぬ創意と工夫で物流フロンティアを先駆し続けること。
私たち福山通運は、商品を輸送するだけでなく「経済発展への貢献・地域社会との共生・環境保全の推進」を社会的責任と認識し、社会から信頼される企業を目指しております。
福山通運の原点を知る
福山通運は創業者の想いをはじめとした創業当初から変わらずに守り続けていることがあります。
創業から現在、そして未来の福山通運でも変わらないその原点は私たちの個性と言えます。そんな福山通運の原点をご紹介します。
原点に創業者の熱い想いがある。
戦後、広島県下の運送会社が「広島県貨物自動車株式会社」として統合されたが、1948年には解体されることとなり、当時、土木・建設業を営んでいた澁谷昇は、その敏腕事業家としての腕を買われて、社長に就任しました。
当時43歳の青年実業家は、装いも新たに「福山貨物運送株式会社」を誕生させました。
設立後間もなく、澁谷は全営業所長を集め、語ります。
「完全な経営者とは、まず従業員を幸福にし、その企業を永久に繁栄させなければならないという義務を負わされており、また、その責任は常に全うしなければならないものと、私は思っている」。
この澁谷の言葉が全従業員に伝えられると、職場は明るく活気づきました。その後、澁谷はさまざまな改革により事業を軌道に乗せ、1950年には通運事業の免許を受けて、福山通運株式会社と改称しました。
どんな荷物でも自分たちで運ぶ。
福山通運の物流サービスの特長は、どんな荷物でも運ぶことです。多数の物流企業は自社のトラックを持たず外部企業に委託するが、福山通運は自社の拠点から自社のトラックで自社のドライバーが輸送します。
荷物も封筒1枚からフォークリフトで上げ下げするような重量物まで。これを可能にしているのがマンパワーです。
「どんな難題でもやり遂げる」という自信。それも一人でではなく、皆で協力し合う。全員で荷物を運ぶという企業風土。それは従業員の心に深く浸透しています。
トラックを広告塔にする。
トラックを広告塔にしていることは、創業以来の福山通運のポリシーです。企業向け物流事業が中心なので、消費者向けの広告はほとんど出しません。
道路を走る緑と赤の鮮やかなカラーリングのトラックが従業員たちを勇気づけ、また、社会に福山通運の存在を知らせています。
情報システムと人で守る、品質へのこだわり。
すべての荷物を自社のネットワークと自社の従業員で輸送する。これが福山通運が輸送品質を最高レベルにキープできる大きな理由です。そして、サービス品質も忘れてはいけません。お客様本位でそのニーズに応え、満足度を高めていくことは福山通運のポリシーです。
例えば、荷物の追跡システム(輸送の情報化)、自動仕分け機(迅速化)、そして「出荷支援システム(iSTAR-2)」は、福山通運が他社に先駆けて導入したものですが、お客様が出力する送り状削減のため、必要な情報を伝送で済ませることで簡素化しています。
荷物が荷受人の元へ届くことは当たり前のことだが、それを可能にしているのが、こうした情報システムであり、また従業員のマンパワーであり、その両方で成り立っています。
福山通運の姿勢
すべての荷物を自社のネットワークと自社の従業員で輸送する。
これが福山通運が輸送品質を最高レベルにキープできる大きな理由だ。
そして、サービス品質も忘れてはいない。
お客様本位でそのニーズに応え、満足度を高めていくことは福山通運のポリシーである。
荷物が荷受人の元へ届くことは当たり前のことだが、それを可能にしているのが、こうした情報システムであり、また従業員のマンパワーであり、その両方で成り立っているのだ。